私たちの活動について

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選挙と民主主義

どうもこんにちは。前回と内容は異なりますが、またまた少しまじめなお話です。

そういえば先日、自宅から会社にカエル運んでました。※本文といっさい関係ありません。

唐突ですが、先日、7月10日に参院選が行われました。皆様選挙いかれましたか???

安心して下さい「選挙にいきましょー」とかいう啓発ではありません。

(青年会議所としては「青年経済人として選挙にいきましょう!」という気概があるかもしれませんが、政治参加は選挙以外にも方法がありますし、投票したい候補者や政党がいない場合もあるでしょう)

勿論、組織的(青年会議所的)にも特定の政党に言及する事は認められておりませんので、今回の参院選についてどうこうも言いません。

では、何を語るのかといいますと、、

くじ引き民主主義

皆様は「くじ引き民主主義」という言葉をご存知でしょうか?

最近新たな政治参加や民主主義の方法として注目されているのですが、古くは古代アテネにおいて用いられていたようです。アテネでは最高議決機関における提案を評議会(くじ引きで選ばれた一般市民で構成されている)で執行されていたようですが、現代では一部法案を政治家と評議会で会議を行い採択するといった方法がとられています。

当時のアテネでは民法、財務、外交、軍事その他多くの決め事ををくじ引きで選ばれた一般人が判断していた。。。

…少しコワい気がしますねぇ。評議員に選ばれて決定を下すのもコワいですし、どこの誰かもわからない人に決められるのもとてもコワい気がします。。

話を現代に戻して、現在の住んでいる国や地域で自分の意見を代弁してくれる党、候補者はいらっしゃいますか?

私は正直に言いますと、この政策は〇〇党がいいなー、この政策は〇〇さんが言ってる事に共感できるなー、なんて事を個別に考えています。ようするに〇〇さんが自分の意見を代弁してくれる。〇〇党が自分たちの意見を代表してくれると思ったことがあまりないんですね。

周りの人達(私、友人少ないんですが汗)に聞いても過去、増税に賛成する人はあまりいませんでしたし、軽減税率もイマイチ納得していませんし、インボイス制度もみな思うところがあると思います。今回の選挙の大きな議題としては緊急事態条項なんてものもありますし、、ということで応援する党の運営や方向性は概ね賛成であっても、個々の「譲れない部分」が法案決議において可決してしまうと、それはダレの為の物なの???と感じてしまうんですよねー。

敢えて言えば、「現政権を選んだのは国民一人一人であり、現政権の決定したことは粛々と受け入れるべきだ」(だから選挙にいこう!)みたいな論も苦手です。。(選挙や投票行動によって政権の意思決定に納得できる!、この党の法案なら割り切れる!という結果はとても少ないと思っています)

くじ引き民主主義の実例

長くなってしまいました。

現在、政治家と『無作為抽出によるくじ引き』で選ばれた市民とで評議会を構成し会議を行おうとするくじ引き民主主義に実験的に取り組んでいる国があるようです。

事例を挙げるとアイルランドでは「同性婚の認可」について評議会で話し合った結果、評議会だけでなく国民投票をしましょうと決定しました。その後国民投票を行い、アイルランドでは同性婚が認められるようになりました。

他にも一般市民を含む評議会が重要と判断する条項において、国民投票にかけた例が幾つもあるようです。

皆様も自分の生活に直結する大事な決定に参加したいですよね?

最近は日本でも無作為抽出のくじ引きによる市民会議が活発になっているようです。そんな中、青年会議所も積極的な活動を行っています。東京青年会議所は公益法人の税制について(2005)、三鷹青年会議所は「まちづくりディスカッション」(2006)といった会議を各青年会議所が主になって行った実績があります(結構前から行われていたんですね!)

とまあ、あまり長文になると読むのもしんどいと思うので……端的に何が言いたかったというと、

・選挙以外でも政治に参加する機会はありますよ。

・政党支持、候補者支持だけで無く、市民が参加できる議論できる場を増やしませんか。

といった問題提起でした。おそまつさまでした。

引用は 光文社新書【吉田徹】先生の【くじ引き民主主義】でした。興味ある方ご一読下さい。

「書いとる内容とちゃうやんけ」とか「解釈間違っとるよ」とかありましたら、真摯に受け付けませんので連絡しないで下さい。

そういえば過去のブログでSF小説紹介してたような記憶がよみがえったのでオススメ紹介しときます。

劉 慈欣(リウ ジキン)「三体」

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オバマ元大統領も任期中に読まれてたようです。わざわざ紹介するような本ではありませんが、本当に面白いです。中国は昨今本当にすごいですねー。

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