これまでの歩み
とくしま花火コンペティション
(開催日)
2018年9月3日(月)
(事業実施に至る背景)
徳島県は2017年全国魅力度ランキングで46位という順位が発表されました。このランキングの調査内容は、県外向けには認知度、情報接触度、イメージ、観光意欲など、また県内向けには愛着度、自慢度、自慢要因などから集計したものです。この結果から、徳島には豊かな自然や食材などの資源、阿波踊り、アニメ、LEDといった素晴らしい文化や特産品があるにも関わらず他県に比べ魅力が劣ることは明白であり、県民が全国に自慢出来る新たな魅力を掘り起こす必要があります。
日本政策投資銀行作成「花火業者の成長戦略」によると日本煙火協会加盟会員数総数327社中、自社で花火を製造し打ち上げまで行っている「花火製造兼業者」は125社となっています。中四国地区では打ち上げ業者が40社ある中で花火製造兼業者は5社しかありません。この5社の内3社は徳島県の業者であり、花火というカテゴリーにおいて非常に特性の高い地域と言えます。しかし残念ながらこの事実は意外にも認知されておりません。この眠る宝を掘り起こし、県外からも注目される地方創生に相応しい事業を生み出すことで、魅力あふれる徳島を創造します。
(目的)
地方自治体の補助金に頼らない事業構築を目指すことで徳島県の観光産業発展に寄与すると共に、他団体を巻き込み地方創生の可能性を共に模索します。新たな観光コンテンツを生み出す為には何が必要で、どのような障壁があるのか、事業参加者全員で共通の認識が必要となります。熱い想いを持って真剣に地域活性化に向けて取り組んでみても、一部の団体が少数で動いていては大きな岩を動かすことは不可能です。徳島青年会議所が中心となり、地方自治体や各種企業、団体と共に阿波踊りに並ぶ新たな観光コンテンツを創出する契機とすることを目的とします。
(結果)
本事業は、四国で花火製造を行っている企業が徳島県の3社のみとなり、中四国で一度も開催された事のない花火競技大会を誘致したい想いで開催しました。東北では何十万人の動員と長年継続開催できているこの大会を誘致することができれば必ず県を代表する事業になると確信しています。今回は招待した方にしか観覧してもらえませんでしたが、そのつながりから今後、全国からの来客で溢れる大会へと向け、現在も県内で会場を探し計画を進めています。沢山の人に来ていただき、誰もが自慢できる「花火県徳島」となることを目指し、これからも突き進んで参ります。