これまでの歩み
僕らが創る僕らの「みら劇」
(開催日)
2015年8月23日(日) 徳島ユースホステル・徳島県教育会館
(事業実施に至る背景)
少子化、核家族化、都市化、国際化、情報化とわが国における経済社会の急激な変化の中、人々の価値観や生活様式が多様化している一方で、社会の傾向としては、人間関係の希薄化、わが徳島においても地域におけるコミュニティーの衰退化が指摘されています。
このような社会状況の中で求められているのは子どもたちが人々は相互扶助しながら成り立っているということを理解し、より現実的な考え方を養い、仲間の輪を広げコミュニケーション力を高めていくことだと考えます。
子供たち自身が仲間との時間を共有し、思いや考えを話し合いながらひとつの事業を完成させることにより、強い絆が生まれ人を思いやれる「心」が養われます。その「心」は地域社会のリーダーとして、未来の徳島を支える原動力となっていくと考えます。
(目的)
事業を通じて、子どもたちが出会い、同じ時間を過ごし、思いや考えを交換し合う中でコミュニケーション能力を養うと共に、かけがえのない新しい絆が生まれます。また、ひとつの事柄について子供たちが主体的に考え、語り合い、そこで出した答えを言葉で表現し伝えることは、次世代のリーダー育成につながると考えます。さらに、自身の主張を堂々と人前で語るという経験は子どもたちが将来活躍する場においても大いに役立ち、未来の徳島を支える原動力と成り得ます。
(結果)
大きな時代のうねりの中で、子どもたち自身が何を考え、思うのか。現代を生きる青少年に様々な問題を仮設し、子どもたち自身が、考え思いを台本に詰め込み、それを基に演技で表現しました。事業対象者は中学生で子供と大人との中間という要素があり、最も多感な時期で人間性の成長が著しく、一日一日で大きく変化していきます。
テーマの中には妊娠問題、同性愛問題と中学生だけでは理解しがたく非常に難しい問題定義もありましたが、講師やJCメンバーの協力で問題を理解し、それぞれが思う気持ちを素直に表現でき、自分の将来についても真剣に考える貴重な経験となりました。われわれメンバーも子どもたちの著しい成長と「心」の醸成に触れることができ、事業の意義と可能性を再認識する結果となりました。