これまでの歩み
目指せ!なでしこチャレンジプロジェクト
(開催日)
2013年7月26日(金)~7月28日(日) フクダ電子アリーナ(千葉県)
(事業実施に至る背景)
徳島県は女性経営者輩出率が全国ナンバー1を記録するなど、女性の力の活用が過去もそうでしたが、将来も大いに期待できる部分であると考えております。日本でも最近では、なでしこJAPANという言葉で、女子サッカーというジャンルも世界から日本人女性の注目度が高くなってきています。
こういったブームの中、徳島県としても女子サッカーに対して予算を計上するなどの後押しもあり、徳島としても、女子サッカーという分野に対して盛り上がりを見せてきています。そこには徳島出身の道上彩花選手が女子サッカー日本代表に選ばれるなど、目覚ましい活躍をしています。
しかし、盛り上がりとは反面、徳島の女子サッカーを取り巻く現状は必ずしも万全ではなく、現在の女子選手の登録数は小学生と高校生が非常に多く中学校ではチーム数が少なく中学校に入るとサッカーを止めるだけでなくスポーツを止める子たちがいるなど、現状では厳しい状況となっています。
我々徳島青年会議所は、地域と根ざした各種団体との交流、相互支援により、地域が抱える問題点を解決していく必要があります。
(目的)
サッカーを活用することで、参加者にはスポーツが持つ団結力でこころがつながり、相手へのおもいやりなどである「徳目」に気付き、未来という「GOAL!」へ向けて継続して育てるきっかけをつくります。
また、女子サッカーという注目度があがりつつある分野に取り組むことにより、青少年のコミュニケーション能力の向上にスポーツが有用である認識を強く発信し、事業参加者以外へもその効果を広く伝えます。
さらに、姉妹LOMである千葉青年会議所との協働事業によりJCらしい事業を行い、そこに徳島県内にある外部団体が持つ、専門的な知識やネットワークなどを活用、交流することで、徳島青年会議所が課題解決へ向け地域のファシリテーターとして活動することを他団体へも発信していきます。
(結果)
女性の活躍は今後の徳島を変えることができる!と信じ、事業に取り組みました。
サッカーW杯優勝で注目されていた女子サッカーを事業の軸に定め、女子中学生に普段とは異なる環境を提供すべく、徳島JCの友好LOMである千葉JCの協力をいただき、千葉の地で事業を実施いたしました。
日本JCのプログラムである徳育ゼミナールも活用し、プロサッカーのスタジアムでサポーターの応援を背に試合を行うという貴重な経験を通じ、自分自身の環境を見つめ直す気づきを得た中学生の表情は明らかに事業前とは違うもので、変化していく様子を目の当たりにした私自身「この事業を開催してよかった!!」と思えた瞬間で今でも忘れることができません。また、事業をきっかけに千葉JCとの交流が改めて活発化したことで徳島JCの歴史を感じることができ、私自身のJC活動の礎の一つとなっています。