これまでの歩み
笑ってトクする参院選
(開催日)
2016年7月10日(日) 徳島大学常三島キャンパス けやきホール
(事業実施に至る背景)
2016年6月後半~7月、第24回参議院議員通常選挙が行われます。今回の選挙は、前年6月に成立した改正公職選挙法によって、選挙権年齢が18歳以上に引き下げられて行われる始めてのものとなります。また我々が住み暮らすこの徳島県選挙区は、高知県選挙区との合区で1人の議員を選出するという異例の選挙となり、今回の選挙結果は今後の国・地域の行方を左右する、特に重要なものとなります。しかしながら、近年の投票率は低迷を続けております。前回の参院選を例に見ますと、全体で52.61%、特に20歳代に至っては33.37%との低い数字が記録されています。このいびつな投票率は、国の政策にも影響を与えます。政治家が票を見込める一部の組織や高年齢層を優遇する政策をとることで、若者が希望を持てない、未来への活力に欠ける社会が形成されてしまいます。
(目的)
第24回参議院議員通常選挙の投票率、特に18歳~20歳代の投票率向上を目指します。若者が政治に関心を持っている、また自らの手で政治を、社会を良くしたいと考え、学んでいることを政治家・行政機関に感じてもらうことで、未来志向の希望ある政策立案が行われるように働きかけます。
また上記の運動・主意発信がこれ1度の事業で終わるのでなく、継続的に伝播していくことで、長期にわたって若者の政治参画が促されるようにすることも重要かと考えます。この2つを達成させるためには、若者自身を主体的にこの運動に関わらせることが大事かと思います。
(結果)
この年の参院選から18歳選挙権が導入され、一番の対象者である若者、そして政党・候補者側、行政、報道、教育機関……関わる全ての人々が手探り状態で始まった選挙でした。さらにここ徳島においては高知との合区になるなど、あまりに多くのファクターが絡み合い、あっという間に選挙・事業の期間が過ぎ去ったような感覚でした。そんな慌しさの中でも、多くの時間を割いてご協力をいただいた皆様、誠にありがとうございました。
また春の徳島市長選の公開討論会でも多くの方々にお世話になりました。
投票率向上、政治参画促進といった問題は一朝一夕に解決するものではないと思います。だからこそ、青年会議所が継続的に運動を続けていくことは非常に重要だと考えます。今後ともご理解ご協力の程よろしくお願い致します。